第31回東南アジア競技大会においてMediacorp はTVU Remote Commentatorを利用してIP経由のライブ・リモート解説を実施

クラウド・IPベースのライブ動画ソリューションで市場と技術をリードするTVU Networksは、クラウドベースのリモート実況中継プラットフォーム、TVU Remote Commentatorのアジア太平洋地域初の注目すべき展開を発表した。第31回東南アジア競技大会（SEA Games 2022）の公式スポンサー、シンガポール最大の国営メディアグループMediacorp（https://www.mediacorp.sg/ ）の技術パートナーとして、TVUはTVU Remote Commentatorソリューションを提供し、各国アナウンサーが同時にごく自然に会話できるライブ・リモート実況中継を可能にした。

SEA GamesでTVU Remote Commentatorは、1番組で複数のコメンテーターが複数の遠隔地でコラボする理想的なクラウドプラットフォームであることを証明した。

例えば、Mediacorpはフィリピン対東ティモールの男子サッカー試合で、ハノイのIBCとシンガポールのMediacorp TV本社のコメンテーター間のライブ会話を実現した。TVU Remote Commentatorを活用、両アナウンサーはライブ試合のビデオを見ながら互いの解説に耳を傾け、スタジアムの音響を聞くことができた。その結果、彼らが会場に同席していたかのように、会話は聞きやすくて自然だった。

シドニーからは解説者がTVU Remote Commentatorを使い、女子10mシンクロ高飛込（https://www.youtube.com/watch?v=JJGq548LxxU ）や男子タンディング（https://www.youtube.com/watch?v=sLAgac0v9fY ）など数イベントでリモート解説者に指示を与えた。

MediacorpのJunJie Lee SEA Games技術責任者は「われわれがTVU Remote Commentatorを使用したのはこれが初めて。安定していて非常に使いやすい。すぐにまた別のイベントで使用するだろう」と話した。

TVU TimeLockの自動同期技術は、ネットワーク遅延やイベント会場からの距離にかかわらず、コメンテーター全員の音声と映像を主要動画配信と確実に同期させた。TVU TimeLockはワイヤレスで自由度の高いリモート制作をサポートする。

音響技師はTVUのウェブベース・オーディオミキサーを使い、レベルコントロール、レコーディング、ミュート／ミュート解除、出力用のオーディオチャンネルマッピングでコメンテーター配信全体を管理した。TVU Remote Commentatorはライブ制作のほか、録音されたボイスオーバー用ファイルのアップロードにも使用できる。

Mediacorpのコメンテーターは、ベトナムのハノイで行われたSEA Games 2022のIBCでTVU Remote Commentatorを使った。

TVU NetworksのLiming Fu （APAC販売担当VP）は「東南アジア競技大会におけるTVUのIPメディアインフラ展開は、クラウドベースのワークフローが大規模な世界的ライブイベントの新たな基準であることを証明した。TVUのエコシステムは、公共インターネット経由のインフラ無用・クラウドベース放送の柔軟性をもって、高品質の伝統的放送を提供する。TVU Remote Commentatorのように展開しやすいSaaSモジュラーソリューションは追加的な拡張機能を生み出し、放送品質のオーディオだけでなく、現地放送向けの言語に依存しないチャンネルも提供する。イベントとコメンテーターが世界の別々の地点に居てもだ」と語った。